美術系大学の建築をめざす人へ
東京芸大、武蔵野美大などの建築学科志望者、多摩美大環境デザイン学科、東京造形大室内建築専攻、日芸建築デザインなどの志望者のためのコースです。各大学において総合的な建築デザイン教育に重点が置かれています。そのために入試においては適性をみるために実技試験が課せられています。また各大学によって入試内容は異なりますが、造形力、なかでも形や色に対する感覚と描写力、空間に対する観察と表現力を試していると言えるでしょう。
デッサン室内写生
静物や石膏をモチーフとした鉛筆デッサンで形を正確に描写する訓練から始め、構図や鉛筆の技法を学びながら質感表現、空間表現に至るまでの観察・描写力が身につくよう取り組んでいきます。ここで養った「デッサン力」が想定デッサン、構成デッサン、室内写生に大きく効果を発揮します。
立体構成/空間構成
建築学科を目指す上で、立体構成は素材同士の相互関係が生み出す空間への理解を深める大変有意義な学習です。立体構成は苦手だという声を良く耳にしますが、自分のアイデアを立体的に表現する作業ですから、使用する素材の特性を知った上で効果的な扱いをしなければ的確な表現は出来ません。さらには建築における立体構成は、立体同士の間に生ずる緊張感や奥行き感など、空間的広がりを表現する空間構成へとつながっていきます。
建築専攻 スケジュール